かもの小道
四季をつうじて、加茂の里地・里山の暮らしを楽しむページ
三方を山に囲まれ、扇状地にできた加茂市は町全体が、里山・里地です
後期石器時代、約2万年から人が住み、この地で生活を営んでき跡が残っています。その頃に氷河期が終わり、海水面が上昇し今の新潟平野のほとんどは海や湿地帯でした。石器時代や縄文時代の遺跡が今の中山間地域に残っているのはこのためです。私たちの先祖も最初は山手で暮らし、稲作とともに加茂川沿いに平場へ移り住んだのかも知れません。
加茂市の七谷地区には新生代の化石や、石器時代、縄文時代の道具や遺跡が出土しています。
水源地遺跡から出土した竪穴式住居の炉(縄文時代)
出土した縄文式土器
宮寄上小乙地区には江戸時代中期から鉛を産出する鉱山があしました。佐渡で金の精練に使われたり、鉄砲の玉の材料として使われていました。
海底火山による火山灰の堆積物にマグマが貫入して鉱物ができました。堆積物は岳石として切り出され、石段、墓石、石碑などに利用されました。
里山、里地の日暮らしは身近に信仰を感じます。岳石で作られています。
鉱山の精錬では火力の強い炭が必要とされ、この地区の炭焼き技術は高かったようです。
山に入る時、山から帰る時、神様に祈りや感謝をささげました。
炭焼き窯の跡。沢のあちこちに残っています。
ふるさと再発見・かもの小道を歩く会/ Copyright 2019 All Rights Reserved